- 皮膚の水分量が不足している「乾燥肌」
- 皮脂が出やすく顔がテカりがちな「オイリー肌」
- Tゾーンはテカっているのに目元や口元はカサカサの「混合肌」
- 外的・内的刺激のダメージを受けやすい「敏感肌」
様々な肌質があるなかで、「インナードライ肌」はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
ただし、本人が意識していないだけで、肌のインナードライが深刻化している女性が実は多いのをご存知ですか?
肌のインナードライとは?
肌のインナードライとは、文字通り、内側が乾燥していることをいいますが、その皮膚の状態や対策方法を知って正しくケアをしておかないと、肌質の劣化を進行させかねないので要注意です。
乾燥肌とインナードライ肌との違いとは?
乾燥肌とは、皮膚の表面と内側の両方が乾燥している状態です。
それに対し、インナードライ肌とは、表面は脂っぽいにもかかわらず、内側が乾燥しているのが特徴です。
一見したところ、オイリー肌にも見えるので皮脂対策に力を入れてしまいがちですが、肌の内側をしっかり潤すための保湿ケアを怠ってしまうと、インナードライがさらにひどくなってしまいます。
すると、以下のような様々な肌トラブルが起こりやすくなります。
- ニキビや吹き出物ができやすくなる
- 皮脂が出ているのに肌がつっぱる
- 肌のキメが整わなくなって毛穴が目立つようになる
- シワやシミが目立ちやすくなる
肌がインナードライになってしまう原因とは?
皮膚が乾燥してしまう理由には、冷暖房の使用による空気の乾燥や、紫外線によるダメージなどの外的な要因と、偏食、睡眠不足、ストレスなどの内的な要因が考えられます。
そしてこれらによって皮膚の水分量の減少が進むと、皮脂の分泌が過剰になることがあります。
肌の表面を皮脂の膜で覆うことによって、皮膚の水分の蒸散を防ぎ、乾燥によるバリア機能の低下に歯止めをかけようとするためです。
こうして、表面は乾燥していないように見えても、実は肌の内側がカサカサ状態という肌のインナードライになってしまうのです。
インナードライを内側から改善する方法は?
肌のインナードライを改善するためには、皮膚の水分量を増やすことがまず重要です。
肌の水分保持力は、約80%の細胞間資質(セラミドなど)、NMFと呼ばれる天然保湿因子が約18%を担っているといわれています。
インナードライの改善を助けるこれらの成分を増やすためには、睡眠と食事に気を使い、体質改善するよう心掛けるといいでしょう。
睡眠
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーの周期を一定に保たせる働きがある大切な成分。
さらにセラミドなどの細胞間脂質は、ターンオーバーの過程で生成され、角質層に放出されます。
睡眠不足によってターンオーバーが乱れると、セラミドの生成量が減り、肌が本来持つ保湿力も衰えてしまいます。
食事
良質な肉や大豆などのタンパク質と、サバやイワシなどの魚介類に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、ターンオーバーの乱れを防いで肌の健康を維持するための大切な栄養素です。
さらに亜鉛などのミネラルやビタミン各種も意識的に摂取するといいでしょう、ビーガンやベジタリアンは健康的な食事をしていると考えられていますが、肌のことを最優先に考えるなら良質な動物由来の栄養素もきっちり摂りたいところ。
過酷なダイエットや暴飲暴食も、インナードライを進行させてしまうので控えましょう。
カロリーオーバーにならないようにしつつ、より多くの食材をバランスよく摂る食事が理想です。
インナードライを外側から改善する方法は?
外側から肌のインナードライを改善するためには、保湿に重点を置いたスキンケアが不可欠です。
皮膚表面の脂っぽさが気になるからといって、脂取り紙を乱用したり、洗浄力の高い洗顔フォームでゴシゴシ洗いしたりするのはNGです。
ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンなどの保湿成分が凝縮されたスキンケア用品でお手入れするのが有効ですが、より優れた保湿を期待するのなら、成分はもちろんですがその浸透性にもこだわりたいもの。
インナードライの改善には、表面だけでなく角質層の内側にも潤い成分を届ける必要があるからです。
スキンケア用品によるケアで肌のインナードライを予防
分の有効性と浸透性の高さを兼ね備えるダーマフィラーのヒアルロン酸マイクロニードルは、インナードライ肌対策に役立つシートタイプのパックです。
長さ200ミクロメートルという極小のマイクロニードルには、国内で精製された高濃度のヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、エクトインなどの保湿成分が凝縮されています。
就寝前にシートを気になるパーツに貼るとニードルが皮膚の中で溶け、有効成分が角質層の内側にじわじわと浸透します。
週1~2回のお手入れを継続的に行うことによって、肌の内側からの潤いが期待できます。