「糖化」という言葉を、はじめて耳にした方も多いかもしれません。
糖化は老化現象の一種で、頭皮が糖化すると髪にさまざまな悪影響を及ぼします。
しかし、そもそも頭皮がなぜ糖化し、髪がどうなるのか、具体的な内容が気になる方も多いでしょう。
今回は、糖化のメカニズムと髪への影響、頭皮の糖化を予防する方法について解説していきます。
頭皮が糖化するとどうなる？
糖化の基礎知識を踏まえ、頭皮が糖化するメカニズムとその影響を見ていきましょう。
糖化とは老化の原因の1つ
糖化とは、タンパク質や脂質が糖と結合することです。炭水化物に多い糖質を過剰に摂取すると、体内で糖とタンパク質が結合し、AGE（糖化最終生成物）という物質が作られます。
AGEとは老化物質の一種で、体内の細胞と結びついて劣化させ、体にさまざまなダメージを与えるのです。
AGEは体内に蓄積しやすい性質があり、糖尿病やアルツハイマー病、骨粗しょう症、動脈硬化、白内障などの病気にAGEが関わっているとされています。
活性酸素による老化は「サビ」、糖化は体内の「コゲ」と呼ばれ、糖化を発見した人物の名前をから「メイラード反応」と呼ぶこともあります。
頭皮の糖化による悪影響
体内の糖化が進むと、頭皮の真皮層の弾力が失われ、血行不良や新陳代謝の低下を招く原因です。
血行不良によって頭皮に栄養が行き届かず、髪を作る毛母細胞の働きが弱まって抜け毛や薄毛を招きます。
また、糖化で体内に糖が増えると、毛細血管から髪の内部へと糖がたまっていきます。
髪の内部に糖がたまることでダメージを受け、切れ毛、ツヤやコシの低下といった髪のトラブルの原因になるのです。
糖化は体内のコゲと呼ばれるように、糖化した頭皮は「茶色っぽく変色」する特徴があります。
抜け毛や薄毛、ハリの低下など、髪の変化を感じた場合、頭皮の色を確認してみましょう。
頭皮の糖化を予防する方法
頭皮の糖化を予防するには、生活習慣の見直しが必要です。
そこで、糖化を防ぐための生活習慣のコツを紹介します。
糖質や糖分を控える
糖化の最大の原因は、食事からとる糖質と糖分です。
ご飯や麺などの炭水化物、お菓子や清涼飲料水などの甘いものを控えることが糖化予防の基本です。
ただし、同じ炭水化物やお菓子でも、糖質が低い「低GI値」の食べ物があります。
炭水化物ではパスタとおかゆ、お菓子ではクッキー、カステラ、ポテトチップスが比較的糖質が低い食べ物です。
また、おやつをどうしても食べたい場合も、低GI食品なら安心して食べられます。
おやつに最適な低GI食品は、ヨーグルトや、リンゴ、みかん、大豆の焼き菓子などが挙げられます。
ただし、極端な糖質制限は栄養のバランスが崩れるうえに、満腹感が得にくいことでタンパク質や脂質を摂りすぎることにつながります。
食事はバランスが重要なので、さまざまな食べ物をとることを心がけましょう。
有酸素運動をする
血糖値が上昇する「食後30分～1時間後」までに、有酸素運動をおこなうと糖化の予防効果が期待できます。
有酸素運動であれば何でもOKなので、ウォーキングやエアロビクス、踏み台昇降など、無理なく続けられる運動を選びましょう。
食べる順番を変える
栄養バランスが整った食事でも、食べる順番によって糖化のしやすさが異なります。
野菜や海藻類から先に食べると血流がよくなり、糖化の予防につながるのです。
野菜の次はタンパク質、最後に糖質が多い炭水化物の順に食べましょう。
また、麺類や丼物を食べるときも、具材の野菜から肉、魚、炭水化物の順に食べることがポイントです。
紫外線対策
髪の糖化は、根本と毛先で異なることが研究で明らかになっています。
紫外線を浴びやすい毛先は特に糖化しやすいため、帽子や日傘で紫外線を防ぐことが大切です。
抗糖化シャンプーを使う
糖化の予防は体の内側だけでなく、シャンプーで糖化を抑えることも可能です。
頭皮の糖化防止に特化した抗糖化シャンプーは、頭皮環境を整え、抜け毛やフケ、かゆみなどの糖化によるトラブル改善が期待できます。
髪質の変化や抜け毛が気になりはじめた方は、シャンプーを変えてみることも1つの方法といえるでしょう。
糖化ケアと育毛剤で頭皮を健康に！
頭皮の糖化ケアと並行して、育毛剤を使うと健康な頭皮環境が整います。
おすすめしたい育毛剤のfa:sa（ファーサ）は、育毛の有効成分とヒアルロン酸を配合した育毛トニック、海藻のモズクエキスなどを針状に結晶化したスキャルプパッチをWで使うのが特徴です。
スキャルプパッチは、成分を針状に結晶化するマイクロニードル技術で、針がゆっくりと溶ける段階で頭皮の角層まで成分がしっかり浸透します。
頭皮の糖化で髪が育ちにくくなった頭皮環境を整え、かつ乱れたヘアサイクルを正常にして太く健康な髪が育つ効果が期待できます。
体の内側からの糖化ケアと、外側からの育毛剤で、本来の健康な髪を取り戻しましょう。
まとめ
体内の糖質や糖分がタンパク質と結合することで作られるAGEが、体内の細胞を劣化させる老化現象を糖化といいます。
糖化は頭皮の血行不良と新陳代謝の低下を招き、髪が育ちにくい硬い頭皮になる原因です。
頭皮の糖化は、抜け毛や薄毛、切れ毛、髪のハリとコシの低下と、髪にさまざまな悪影響を及ぼすので注意が必要です。
バランスのいい食事と食べる順場、有酸素運動といった生活習慣の見直しが糖化予防に効果的です。
そして、生活習慣の見直しで糖化を予防するとともに、育毛剤によるケアで頭皮環境を正常に整えましょう。
育毛剤fa:sa（ファーサ）は育毛の有効成分やヒアルロン酸を配合し、頭皮の角質層まで成分が浸透するのが大きな特長です。
体の内側からの糖化予防と、fa:sa（ファーサ）による外側からのケアで、健康な髪が育つ頭皮環境に変わっていくでしょう。
