セットしたのに同じ方向に髪がはねる、湿気が多いときに限って髪がはねる、そんな悩みを抱えている方も多いでしょう。
髪がはねる原因は髪の性質だけでなく、髪の生え方も関係しています。
今回は、髪がはねるパターン別の原因、髪のハネを抑えるヘアケアと予防法について解説していきます。
【パターン別】髪がはねる原因とは?
髪がはねるときは、同じ部分だけに起こるなど、いくつかのパターンが見られます。
そこで、髪がはねるパターンごとの原因を紹介します。
同じ方向だけはねる原因
毎回同じ方向にはねる場合、つむじによる髪の生え方の流れが原因と考えられます。
髪はまっすぐ伸びているように見えますが、つむじを中心に時計回りに髪の毛が生えています。
髪の生える方向を「生えグセ」といい、いつも同じ方向だけはねる原因です。
日本人のつむじは右回りが多く、右側に髪が流れてはねるケースが多いようです。
一方、左側がはねる場合は、つむじが左回りになっています。
髪の生えグセは根元で起きているため、セットしたにもかかわらず、時間が経つとはねてしまうのはこのためです。
生えグセによる髪のはねは、ショートやボブ、ロングなどの髪の長さを問わず起こります。
また、髪を耳にかけるくせがある場合も同様に、同じ方向に髪がはねてしまう原因です。
湿気が多いときにはねる原因
髪は水分を吸うと、キューティクルが開く性質があります。
しかし、髪の内部の水分バランスがいい状態の髪は、湿気があっても髪がはねることはありません。
髪がダメージを受けていると、髪の内部の水分バランスが乱れ、水分を吸収しやすくなります。
また、髪がダメージを受けるとキューティクルがはがれ、水分とタンパク質が流出します。
キューティクルが傷むと髪が水分を吸い、膨張することで髪がはねたり、うねったりするのです。
キューティクルが開いてしまうほどのダメージとは、以下のことが挙げられます。
- カラーやパーマを頻繁に行なう
- ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージ
- 紫外線によるダメージ
- 枕やブラッシングなどの摩擦
- 濡れた髪を自然乾燥する
特に注意が必要なのは、シャンプーのあとにドライヤーを使わず、自然乾燥することです。
自然乾燥する間に髪の内部の水分が蒸発し、髪の乾燥が進みます。
また、髪のダメージに関わらず、髪が濡れるとキューティクルが開く性質があります。
キューティクルが開いたまま眠ってしまうと、枕で髪が擦れることでダメージを受けるのです。
毛先が外側にはねる原因
ボブなどの髪が肩につく長さの場合、髪が肩に当たることで外側にはねてしまいます。
まっすぐ伸びるはずの髪が肩に当たると、はね返されるのが根本的な原因です。
特に、レイヤー(段)が入ったスタイルは、下の髪が伸びたときに、上の段の髪がはねやすくなるようです。
この場合、頭の形に合わせてカットしてもらうと、髪がはねにくくなるので美容師さんに相談するといいでしょう。
はねる髪を改善する4つの対策法
髪のはねを改善する方法を4つ紹介します。
自分の髪がはねる原因にあった対策法を実践してみてください。
つむじが原因のはねはドライヤーでセット
つむじの方向による生えグセで髪がはねる場合、ドライヤーを使うとはねを抑えられます。
そこで、生えグセを整えるドライヤーのかけ方を、順を追って紹介します。
- あごを引いて下を向き、髪の毛を前方に集める
- 下を向いたまま襟足側から後頭部にかけてドライヤーをあてる
- 2のときに、指先で毛先を内側に曲げながらドライヤーをあてる
- 冷風に切り替え、後ろ側から髪を冷やす
ドライヤーの仕上げに冷風を使うことで、髪がよりはねにくくなります。
ドライヤーをかける前に、寝癖直し用ウォーターなどを使うと髪のはねの防止に効果的です。
ボブや一部のはねを抑える方法
ボブで毛先がはねるなど、髪の一部分がはねた場合もドライヤーで直せます。
はねている部分を水で濡らしたあとにタオルドライで水気をとり、ブラシで髪をとかしたあとにドライヤーで乾かします。
このときのポイントは、はねている部分の根元をしっかり濡らすことです。
つむじによる生えグセは根元からはねているため、根元から濡らす必要があります。
また、後ろの髪がはねる場合、髪を濡らしたあとにブラシで髪をとかしながらドライヤーで髪を乾かしましょう。
内側に巻くようにブラシを動かすと、短時間ではねが直ります。
なお、ヘアアイロンを使う場合、熱のダメージを防ぐため専用のスタイリング剤を使いましょう。
温度は150度前 後に設定し、髪の根元から毛先へとアイロンを滑らせます。
外側にはねている場合は、内側の方向に巻きながらアイロンをかければOKです。
シャンプーで髪のダメージをケア
髪が傷んでパサつきがある、また湿気ではねてしまう髪は、シャンプーでダメージをケアしましょう。
髪が傷んでいる場合は、加水分解ケラチン、カチオン界面活性剤などのダメージ補修成分、保湿成分のセラミドを配合したタイプがおすすめです。
また、シャンプーのあとにドライヤーを使う場合、洗い流さないトリートメントで髪を保護すると熱のダメージを軽減できます。
洗い流さないトリートメントは、髪質や髪の悩みに合ったものを選びましょう。
太い髪質はオイルやクリーム、細い髪質にはミルクが適しています。
ダメージヘアの方は、ダメージ補修成分や保湿成分を配合したタイプがおすすめです。
スタイリング剤ではねを抑える
ドライヤーやヘアアイロンで髪をセットしたあとは、はねを抑えるためにワックスやスプレーを使うといいでしょう。
最後にはねがある部分にスタイリング剤をつけると、セットしたスタイルが長時間キープできます。
また、湿度が多い日は、ヘアオイルを使うと髪のはねやうねりを予防できます。
髪にオイルを塗ることで、余分な水分が髪の内部に入らなくなるためです。
乾燥しやすい季節やエアコンの効いた部屋で過ごすときも、ヘアオイルを使うと髪のパサつきも防げるので一石二鳥です。
髪のはね予防に!育毛剤で頭皮をケアしよう
つむじの生えグセや肩につく髪型など、物理的な原因で髪がはねる場合はドライヤーなどでくせを抑える必要があります。
しかし、髪のダメージではねる場合、育毛剤による頭皮ケアで健康な髪を育むことで、髪のはねの予防効果が期待できます。
おすすめの育毛剤「fa:sa(ファーサ)」は、育毛の有効成分、保湿成分のヒアルロン酸、血行促進のオタネニンジン根エキスなどを配合。
また併用するマイクロニードルは、多様な成分を独自の技術で針状に結晶化したものです。
専用のトニックで溶かすことで、成分が頭皮の角質層までしっかり浸透します。
頭皮の血行促進と新陳代謝の向上により、健康な髪が育つ頭皮に近付きます。
カラーやヘアアイロンなどで傷んでしまった髪は、トリートメントなどで補修するか、もしくはカットしなければなりません。
髪をカットした場合、あらかじめfa:sa(ファーサ)で頭皮をケアしておくと、キューティクルが整ったハリとコシのある健康な髪になれます。
育毛剤による頭皮ケアは、髪のはねだけでなく、抜け毛や薄毛の予防につながるでしょう。
まとめ
髪がはねてしまうのは、つむじによる生えグセ、肩につく髪型、湿気で髪が膨張する、という3つの原因があります。
生えグセはドライヤーのかけ方を工夫し、スタイリング剤を使うことで髪のはねを抑えられます。
湿気で髪がはねてしまうのは髪のダメージが原因のため、シャンプーやドライヤーの見直しが必要です。
洗い流さないトリートメントはダメージ補修、熱ダメージの軽減などの効果があるので、ドライヤー前の習慣にしましょう。
また、髪のダメージがある方は、fa:sa(ファーサ)で健康な髪を育てることも髪のはねの予防につながります。
ハリとコシがあり、キューティクルが整った髪を、fa:sa(ファーサ)と一緒に育てましょう。