気になる抜け毛の原因は貧血かも?抜け毛と貧血の関係性と貧血予防法

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男性よりも女性に多い貧血は、だるさや疲れ、動悸、息切れといった体調不良を招きます。
しかし、貧血は体調不良だけでなく、女性にとって大切な髪が成長できず、抜け毛が増える原因になるのです。
ここでは、貧血と抜け毛の関係性を踏まえ、抜け毛を防ぐための貧血予防法について解説します。

貧血で抜け毛が起こるメカニズム

女性に貧血が多い要因と、貧血による抜け毛のメカニズムを見ていきましょう。

貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血

もっとも多く見られる貧血は、鉄分不足による「鉄欠乏性貧血」です。

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足し、血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの生成が減少する症状です。
ヘモグロビンは全身に酸素を送る役割があるため、貧血になると体内が低酸素状態になり、息切れや動悸、めまい、立ちくらみといった症状を招きます。

鉄欠乏性貧血が女性に多い理由は、毎月の生理に加え、出産と授乳、無理なダイエットや偏食による鉄分の補給不足などが挙げられます。

鉄分不足が抜け毛の原因に

血液と一緒に運ばれる酸素と栄養を使いながら、毛母細胞が細胞分裂をくり返すことで髪は成長します。
しかし、鉄分不足でヘモグロビンが減ると血液の循環に影響し、髪の成長に必要な酸素と栄養分が行き届かなくなります。
髪は成長が終わると自然に抜け落ちるのですが、貧血になると成長途中のまま髪が抜けてしまうのです。

隠れ貧血「潜在性鉄欠乏症」に要注意!

ヘモグロビン値が正常、貧血の自覚症状がないという方でも「潜在性鉄欠乏症」になっている可能性があります。

潜在性鉄欠乏症とは、肝臓や脾臓に蓄積された貯蔵鉄が不足することです。
体内の鉄分の6~7割はヘモグロビンに含まれていますが、体内の鉄分が不足すると貯蔵鉄から鉄分を補う働きがあります。

しかし、貯蔵鉄がある間はヘモグロビン値に変化がないため、貯蔵鉄が減っていることに気付きにくいのです。
食べ物から取る鉄分の補給が少ないと体内の鉄分が減り、貯蔵鉄が底をつくとやがて貧血になります。
女性は鉄分が特に不足しやすいことから、3人に1人は潜在性鉄欠乏症による「隠れ貧血」といわれているほどです。

ヘモグロビン値ではわからない貯蔵鉄の量は、「フェリチン」の値で知ることが可能です。
しかし、フェリチンは健康診断の検査項目に含まれていないため、隠れ貧血に多い「疲れやすい・めまいや立ちくらみ・手足の冷え・顔色が悪い・爪が割れやすい・下まぶたの下が白い」といった症状で見極められます。
このような不調がある方は、次に紹介する貧血予防法で鉄分を増やしましょう。

健康と抜け毛予防を目指す!貧血予防法

貧血予防対策は食べ物から鉄分を補給することが基本です。
そこで、貧血予防法につながる、鉄分が多い食べ物と調理方法を紹介します。

食べ物で鉄分を補う

女性の貧血の大半を占める鉄欠乏性貧血には、食べ物で鉄分を補給することが大切です。

鉄分には「非ヘム鉄」と「ヘム鉄」があり、吸収率がいいのは動物性食品に多いヘム鉄です。
非ヘム鉄は植物性食品や卵、乳製品に含まれ、吸収率が低いという欠点があります。
ただし、単体での吸収率が低い非ヘム鉄は、タンパク質やビタミンCを一緒に取ると吸収率がアップします。

貧血予防法に最適なヘム鉄は、レバー、あさり、カツオ、マグロ、めざしなどに多く含まれています。
一方、非ヘム鉄が多い食べ物は、卵、大豆、海藻類、小松菜、菜の花、ほうれん草です。
ビタミンCが豊富な、イチゴやキウイ、ブロッコリーなどを組み合わせるといいでしょう。

調理方法と食べ方を工夫する

鉄分を取る方法は食べ物だけでなく、鉄製の調理器具を使う方法もおすすめです。
鉄なべや鉄のフライパンは加熱する段階で鉄分が溶け出し、調理したものを食べると鉄分が補給できます。
自炊をしない方は、お茶を飲むときに鉄びんを使うのもおすすめです。

また、胃酸の分泌を高めると鉄分の吸収率がアップします。
お酢や柑橘類などの酸っぱいものを食べたり、よく噛んで食べたりして胃酸の分泌を促しましょう。

食事中のお茶やコーヒーは避ける

食事中に緑茶や紅茶、コーヒーを飲む方も多いでしょう。
しかし、お茶に含まれるタンニンが鉄分と結合することで、鉄分の吸収が阻害されてしまうのです。
食事中は水や汁物などを飲み、お茶やコーヒーは避けましょう。

さらなる抜け毛予防対策は育毛剤が効果的

食事で貧血予防をおこなうとともに、髪に栄養を直接与えられる育毛剤で抜け毛を予防しましょう。
おすすめの育毛剤「fa:sa(ファーサ)」は、頭皮の血行を促進させ、貧血で栄養と酸素が不足した頭皮に直接働きかけます。

育毛の有効成分を、トニックとスキャルプパッチのダブルで処方することで、頭皮の角質層まで成分が浸透。
酸素と栄養が頭皮に行き渡ることで頭皮環境が改善し、正常なヘアサイクルで健康な髪の成長につながります。
「貧血ぎみだけど抜け毛の自覚症状がない」という方でも、抜け毛が起きる前のケアとして育毛剤を導入しましょう。

まとめ

貧血は酸素を送るヘモグロビンが減り、髪に必要な酸素と栄養が不足して抜け毛を招きます。
女性は生理や妊娠、出産、過度なダイエットなどで鉄分が不足しがちです。

鉄分が不足する鉄欠乏性貧血がもっとも多い反面、貧血の自覚症状がなくても潜在性鉄欠乏症の可能性もあるので注意が必要です。
鉄分の補給は吸収がいいヘム鉄に加え、非ヘム鉄とビタミンCと一緒に取りましょう。

そして、貧血予防のために食事を見直すとともに、fa:sa(ファーサ)で頭皮に直接影響を与えることも抜け毛予防に効果的です。
貧血は徐々に進行するため、貧血ぎみと感じたら早めに育毛剤を使うことをおすすめします。

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