目元に小じわがあると、実年齢以上に老けて見えます。
若くても目元にだけ小じわがある方もいらっしゃいますから、原因は年齢だけではないようです。
今回は目元の小じわの原因を解説し、改善に効果的なスキンケア方法と予防方法をご紹介します。
肌のトラブルは、改善と予防の両面からアプローチしてこそ解決します。
あきらめないでお手入れすれば、肌はきっと応えてくれるはずです。
目元の小じわができる5つの原因
最初に、目元小じわの原因を理解しておきましょう。
原因は一つではなく、さまざまな要因が重なって「小じわ」となるのです。
肌の乾燥
目元の皮膚は顔の他の部分と比較しても薄く、皮下脂肪も少なめで皮脂の分泌も多くありません。
もともと乾燥しやすい環境なのです。
紫外線による老化
皮膚の薄い目元は紫外線による影響を受けやすく、紫外線を浴びて肌が乾燥するとシワができやすくなります。
メイクや洗顔による肌への負担
メイクをすると、どうしてもブラシやパフ・指で肌に刺激を与えてしまいます。
また、クレンジングの際、アイシャドーやマスカラを落とそうと目元をこすっていませんか?
メイクオフのためのクレンジングや洗顔による摩擦も、肌にとっては負担になります。
さらに、クレンジング不足で肌にメイク成分が残ってしまうのも、肌にはダメージです。
PC・スマホによる眼精疲労
仕事で長時間パソコンを使ったり、スマホを見てばかりいると、どうしても目は疲れてしまいます。
目が疲れるとまばたき回数が減り、目の周囲の筋肉がおとろえ、たるみ・シワにつながってしまうのです。
避けられない加齢
年齢を重ねるとどうしても肌は新陳代謝が悪くなり、水分保持機能も低下。
皮膚は弾力を失い、小じわができやすくなります。
目元の小じわに効果的なスキンケア
では、目元の小じわの改善に効果的なスキンケア方法をご紹介します。
目のキワまで保湿する
スキンケアの際、意識的に目のキワまでしっかり保湿します。
紫外線対策は通年行う
肌の大敵である紫外線は、常に対策が必要です。
UV防止効果が期待できるケアアイテムは、デリケートな目元に負担をかけない刺激の少ないものを選んでください。
物理的に紫外線を防ぐサングラスや日傘・帽子も、日常的に使うクセをつけましょう。
紫外線は冬も曇りの日も降り注いでいます。
紫外線対策は夏や晴れた日だけでなく、一年を通して行ってください。
アイクリームを使う
目元は顔の中でも皮膚が薄くて皮脂分泌が少なく、特別デリケート。
専用のケアアイテム「アイクリーム」を使ったほうが良いでしょう。
アイクリームは目元トラブルに特化した成分が特徴ですから、目元の悩みにしっかりアプローチ。
予防・改善に効果が期待できます。
購入の際は成分表示を確認し、美容成分・保湿成分の配合量が多いものを選んでください。
低刺激であることも大切。
また、目元にしっかり密着するテクスチャーなら、より効果が期待できるでしょう。
効果が期待できる具体的成分は、次の通りです。
- ヒアルロン酸
- ビタミンK
- セラミド
- アミノ酸
- レチノール
- ペプチド
- EGF
- ビタミンC誘導体
- プラセンタ
目元の小じわを増やさない予防法
これ以上小じわが増えないように予防し、将来に備えましょう。
具体的な予防策をご紹介しますので、日常生活に取り入れてください。
メイクをしない日を作る
メイクの成分、メイク時のブラシや指の動き、クレンジングは肌にとって刺激になります。
メイクをしない日を作り、肌をしっかり休ませましょう。
アイメイクのクレンジングは慎重に
アイラインにアイシャドー・マスカラなど、アイメイクは落ちにくい仕様のアイテムが多いもの。
アイメイクはこすらず、優しく落としましょう。
アイシャドーはクレンジング剤を指の腹でなじませ、優しくオフします。
アイライナーなら、綿棒にクレンジング剤を含ませ、そっと拭き取ってください。
マスカラはリムーバーを含ませたコットンをまつげになじませ、滑るように落とします。
摩擦を避けるため、クレンジング剤・リムーバーは惜しまずたっぷり使ってください。
食生活を見直す
肌のトラブルを改善するには、外からだけでなく中からのアプローチも大切です。
小じわの改善に効果が期待できる栄養素を、意識的に摂取しましょう。
具体的には以下の栄養素です。
これらの栄養素を多く含む食品を取り入れてください。
- コラーゲン:鶏皮、手羽先、鳥軟骨、すっぽん、フカヒレ
- ビタミンC:レモン、ゆず、ブロッコリー、キウイフルーツ
- ビタミンE:納豆、アーモンド、南瓜、アボカド、ゴマ
- セラミド:牛乳、ヨーグルト、黒ゴマ、コンニャク、大豆
目元の小じわは内と外から改善と予防をしよう
目元の小じわ改善には、まずその原因を理解し、効果的なスキンケアを行います。
日常的な紫外線対策と、目元専用のケアアイテムを取り入れることはとても大切。
メイクをしない日を作って肌の休養日を設け、アイメイクのクレンジングは肌への負担をできるだけ減らして行いましょう。
さらに、外からだけでなく、効果が期待できる食品を積極的に摂取して中からも予防と改善を行います。
毎日積み重ねていけば、肌はきっと応えてくれるでしょう。