マイクロニードルとは?~ヒアルロン酸マイクロニードルの美容効果、使い方と賢い選び方~

ヒアルロン酸

今話題のマイクロニードルとは?

マイクロニードル技術とはいったい何なのでしょうか?

肌の一番表面にある角質層は、外部からの異物の侵入を阻止して肌を守るバリアの役割を担っています。
有害物質や細菌が皮膚から体内に入り込まないように機能しますが、その防衛力の強さゆえ、身体や肌にとって有効な成分の浸透までも妨げてしまいます。

このような角質層の性質を克服し、薬剤、ワクチン、美肌成分などを皮膚から浸透させるために開発されたのがマイクロニードル技術です。
肉眼ではほとんど見えないほど微細なマイクロニードル(ニードル=針)に有効成分を凝縮させ、シート上に剣山のように並べます。

それを皮膚に貼り付けて、ニードル内の成分をダイレクトに浸透させるという画期的な方法です。
この最新技術によって、分子の粒が大きな成分でも効率よく皮膚の内側に届けることが可能に。

ニードル(針)と聞くと注射針や裁縫の針を連想して、シートを肌に貼るにあたって痛みを伴うのではと心配になる人もいるかもしれませんが、ご安心を。
マイクロニードルはわずか約0.02mmと薄い角質層にのみアプローチする細く小さな針なのでほとんど痛みはありません。

さらにニードルを極細にするだけでなく、より刺激を感じにくい形状にするなど各メーカーがしのぎを削っているので、不快な思いをすることなく使用できます。
またニードルを貼った後に、穴や跡などが残るようなこともありません。

ヒアルロン酸マイクロニードルとは

ヒアルロン酸といえば1gあたり6リットルもの水分が保持できる抜群の保湿力を持ち、肌に潤いを与え、しわを目立たなくさせる効果をもたらす優れた美容成分です。
ただし、皮膚を透過できるのは分子量500以下の低分子に限定されるのに対し、ヒアルロン酸の分子は通常100万ほどととても大きく、ただ肌に塗布するだけでは角質層のすみずみにまで届けるのが難しいとされています。

近年では、肌への浸透性を重視して分子をナノレベルにまで小さくした低分子ヒアルロン酸も開発され、スキンケア用品やサプリメントに配合されています。
ただし分子が小さなヒアルロン酸は、水分の蒸発速度が速くなるため保湿力が劣ってしまうというデメリットがあります。

ヒアルロン酸をサプリメントとして経口摂取する場合は、ヒアルロン酸は腸内細菌によって低分子化され、そして腸管で吸収されてから血中を通って皮膚にようやく到達するとされているので、即効性はなく、効率も決して良いとはいえません。
分子の大きなヒアルロン酸を専門医に直接注入してもらう美容方法もありますが、皮膚に注射針を刺すので痛みを伴い、美容外科や皮膚科で行う施術であるためコストも掛かります。
高分子ヒアルロン酸を気軽に、低刺激で、そしてより確実に、より直接的に、より速く角質層に浸透させることができる方法こそが、ヒアルロン酸マイクロニードルです。

ヒアルロン酸が凝縮されたマイクロニードルを敷き詰めたシートを肌に貼るだけと、使い方はいたって簡単。
パックをする感覚で普段のスキンケアに取り入れ、自分自身でヒアルロン酸を注入することができます。

ヒアルロン酸マイクロニードルの美容作用とは

スキンケア業界に革命を起こしたヒアルロン酸マイクロニードルは、皮膚に貼る注射剤と称されています。
ヒアルロン酸マイクロニードルのシートを気になるパーツに貼れば、マイクロニードルに凝縮された成分が角質層で溶解。
するとヒアルロン酸が角質層の隅々にまで行き届いて潤いをもたらします。

角質層には、外部からの刺激のブロックと、肌にもともとある水分の蒸散の防止といった、ふたつの重要な役割があります。
角質層の水分量が低下するとバリア機能が衰え、外的刺激に弱くなって肌荒れを起こしたり、肌が透明感や柔軟性を失ったりします。

優れた保湿成分の作用によって角質層の隅々のキメが整えば、バリア機能が正常に働くようになってトラブルが起こりにくくるほか、お肌のハリが実感できるようになり、乾燥が原因でできる小じわが目立たなくなります。
さらにはターンオーバーをサポートし、皮膚の生まれ変わりがスムーズになって肌が生き生きとして、アンチエイジング効果も大いに期待できます。

従来の化粧品クリームやパックとの違い

化粧水、クリーム、パックに配合されるヒアルロン酸は、その分子の大きさゆえ皮膚の表面に留まって肌の外側を潤すのみですが、ヒアルロン酸マイクロニードルを配したシートを貼ると、角質層のすみずみまで保湿でき、潤いの持続性も見込めます。
また美肌成分をシートに浸み込ませているタイプの従来のパックとの大きな違いは、時間をかけてじっくり成分を浸透させることができるという点にあります。

布素材のパックは放置すると時間とともにシートの水分が蒸発し、肌が本来持つ潤いまでをも奪いかねないので注意が必要です。
その点、マイクロニードルのシートは、肌に長時間密着させて成分を着実に届けることができるだけでなく、もともと肌にある水分を逃がしません。

また従来のパックにはポイントケア用と顔全体を覆うものがありますが、現在市販されているヒアルロン酸マイクロニードルのシートは丸型や勾玉型で、目元やほうれい線の上など気になるパーツに貼ってピンポイントでヒアルロン酸注入をすることが一般的です。

ヒアルロン酸マイクロニードルの使い方

使用するタイミング

ヒアルロン酸マイクロニードルは肌に密着させると、皮膚の中にある水分と融合しながら、含有成分がじわじわと時間をかけて角質層の隅々にまで浸透していきます。
使用時間の目安は5時間以上。就寝前に貼り、翌朝にはがすというのが理想です。

ヒアルロン酸マイクロニードルはメイクと汚れをきっちり落とした清潔な肌に使用しますが、化粧水で肌を整えてからすぐ貼るタイプのもの、化粧水からクリームまでの通常のスキンケアを一通りすべて終えてから仕上げとして貼るタイプのものがあり、推奨される使用のタイミングはシートによって異なります。
使用方法を確認してからスキンケアに取り入れるようにしましょう。

マイクロニードルのシートを貼り付ける前にやること

あらかじめきっちりと保湿をしておくと、効果を最大限に発揮させることができます。
ニードル内のヒアルロン酸は、肌にある水分と結合しながら内部へと浸透していくからです。

シートを肌にきちんと密着させるためには、皮膚の上に残ったクリームなどの余分な油分は拭き取っておくのがポイントです。
また手が濡れていると、その水分によってニードルが溶け始めかねません。

シートを扱う手の水分はもちろん、油や汚れもしっかり拭き取っておく必要があります。

貼り付ける場所の注意点

目元、目尻、ほうれい線の上など、気になる部分に貼りますが、目元に貼る場合は、目の際から3㎜ほど離すのが適切です。
シートの粘着性を衰えさせないためには、狙った場所を外さないように貼らなければなりません。

一度貼ったシートをはがして再び貼ろうとすると、粘着性が落ちてうまく定着させられないこともあります。
きっちり貼れたら軽く指先で押してしっかり固定すれば完了。
翌朝起きるまで、そのままにしておけばOKです。

貼り付けた後

貼り付けた直後に、人によってはチクチクと感じることがあります。

これはシートのヒアルロン酸が皮膚に含まれる水分と結合しながら、肌に溶けている証拠。
10~15分ほど経てば自然に治まります。

ただし刺激の感じ方には個人差があります。
チクチクしないからといって、成分が皮膚に届いていないというわけではありません。

シートを貼った直後からニードルがゆっくり溶解しはじめ、成分は数時間かけてじわじわと角質層に浸透していきます。

使用する頻度

使用は週1~2回がおすすめです。
通常は週1回、そして肌がデリケートになりがちな季節の変わり目や、睡眠不足が続いていたり、疲労がたまって肌の不調を感じる時などは、週2回の使用が望ましいでしょう。
特にアンチエイジングを意識している人にとっては、継続して使用するのが理想です。

ヒアルロン酸は加齢とともに体内での生成能力が衰え、20歳の肌のヒアルロン酸量を100%とすると、40歳には50%に、さらに50~60歳になると20%にまで減少してしまうからです。
継続的な使用で日常的にヒアルロン酸の補給ができれば、潤いのあるいきいきとした肌をキープすることが可能になります。

ヒアルロン酸マイクロニードルの選び方

針の長さは適切かどうか

美容目的で用いられるニードルの長さは通常、約150~200マイクロニードルです。
ニードルが短いとヒアルロン酸が角質層の浅い部分にしか届かず、長いとより深部にまでアプローチできます。

ただし、長すぎると痛みや刺激が生じて使用感が不快になってしまうことも。
また肌への刺激を抑えるためには、ニードルの長さと同様に形状も大切です。

針の本数が多い高密度商品がおすすめ

有効成分をより多くより均等に肌へと送り届けるためには、ニードルの本数の多さ、密度にもこだわって選びたいものです。
ヒアルロン酸が結晶化したニードルの数が多ければ多いほど、美容成分をたくさん肌に届けることが可能になります。
ニードルが密集していればいる程、シートを貼って就寝すると、翌朝には角質層に潤い成分が十分に行き渡り、ハリと潤いの即効性が実感できるでしょう。

多少値段が張っても国産が安心

ヒアルロン酸は、ニワトリの鶏冠などから抽出することによって作り出すことも可能ですが、マイクロニードルなどのスキンケア用品に含まれるヒアルロン酸の多くは、微生物や乳酸菌によるバイオ製法で作られています。
近年のバイオ技術の飛躍的な向上によって、ヒアルロン酸が大量に生成できるようになり、リーズナブルになっているのはユーザーにとっては有難いことです。

ただし、より効果的なスキンケアを望むのであれば、精製度の高さ、濃度の高さ、品質の高さにこだわったマイクロニードルをチョイスするといいでしょう。
国内の工場で生産されていれば、シートの製造過程で無菌状態にするなど衛生管理なども徹底されているので信頼が置けます。

美容成分以外の余計なモノが詰まっていない

美容効果のない成分は、湿疹やかゆみなどのアレルギー反応を引き起こしかねません。
香料、着色料、パラベン、アルコール、界面活性剤、防腐剤、鉱物油などが含まれていない、ピュアなヒアルロン酸マイクロニードルのシートをチョイスすると良いでしょう。

Quanis(クオニス)のダーマフィラーがおすすめの理由

世界初の「溶解型マイクロニードル技術」

クオニスのダーマフィラーが採用している溶解型マイクロニードルは、製薬会社によって開発された最新技術で、商品化に成功したのは、なんと世界初。
皮膚本来の成分で作られたマイクロサイズのニードルは、肌の中で水分と融合しながら溶解するように設計されています。

一晩貼って翌朝にはがすと、シートの上に並んでいたニードルの突起は溶けてなくなるように。
かつてはシリコンや金属がマイクロニードルの素材に使用されていたこともありますが、皮膚の中で折れたり体内に残留したりといった危険性が伴います。

しかしダーマフィラーのヒアルロン酸マイクロニードルは、皮膚の中にもともと存在するヒアルロン酸やコラーゲン、つまり肌に浸透させたい有効成分そのものでできているので安心です。
ダーマフィラーのシートには1cm2あたり250本、シート1枚あたり750本ものニードルが密集。
ニードルの長さは200マイクロメートルで、その形状は富士山状のコニーデ型で、先が細くて長い、最も痛みの少ない理想的な形状をしています。

それは低刺激でしっかりヒアルロン酸補給ができるように計算しつくされています。

ヒアルロン酸をはじめ、様々な美容成分を配合

ダーマフィラーの主成分である高分子アルロン酸は、国産で精製度が高く、高濃度なのが特長です。
さらに、肌にハリと潤いを与える成分として、コラーゲンを生成してより浸透性を高めた加水分解コラーゲンと、保湿と細胞保護の作用があるエクトインが配合されています。

また肌の調子を整える成分として、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naとアデノシンも含まれています。
パルミチン酸アスコルビルチン3Na(APPS)は、進化型ビタミンC誘導体とも呼ばれる注目の美容成分。
ビタミンCの浸透を容易にしてブライトニング効果をもたらすだけでなく、過剰な活性酸素を除去してコラーゲンの合成を促進させるので、シワ・シミ対策にも役立ちます。
アデノシンには、血行促進の効果があり、細胞の活性化を促す作用があるとされています。

これらの美容成分を定期的に補給することによって、トラブル知らずの健康的でみずみずしい肌をキープできるようになるのです。

無香料・無着色・防腐剤フリー

ダーマフィラーは、無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー、防腐剤フリー、界面活性剤フリーです。
不要な刺激物が含有されていないので、皮膚に余計な負担をかけることなく有効な美容成分だけを補給することができます。

数多くの受賞歴を誇る製品

マイクロニードル技術はスキンケアの常識を変える新しい方法として注目され、高く評価されています。

  • 2015年高い技術に裏打ちされていることと、デザインに画期性があることが評価されて、グッドデザイン賞を受賞。
    中小企業の技術振興のバックアップを目的とした、第27回中小企業優秀新技術省・新製品賞の優秀賞を受賞。
  • 2016年大学などでの成果を活用して起業し、今後の活躍が期待される優れた事業をたたえる大学発ベンチャー表彰において、新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞を受賞。
  • 2017年先端的・独創的なバイオビジネスを評価する日本バイオベンチャー大賞において、第10回フジサンケイビジネスアイ賞を受賞。

また大型通販サイト楽天のリアルタイムランキング「シートマスク・パック部門」で、2016年11月18日以降に延べ36回も1位を獲得していることから、一般ユーザーもマイクロニードルに高い価値を見出していることがわかります。

経皮吸収専門の製薬会社が開発

ダーマフィラーを商品化しているクオニスは、製薬会社が立ち上げたオリジナルブランドで、マイクロニードル技術は、医療目的の経皮吸収治療の研究によって生まれました。
皮膚を通じて薬物を投与する経皮吸収治療は、内服液のように肝臓などに負担をかけることなく、注射針のように痛みを与えることもない理想的な摂取方法のひとつ。

ただし前述の通り、角質層の性質により皮膚から吸収させることができる薬剤が限られていて、その問題を解決するためにマイクロニードル技術の研究開発が進められてきました。
こうして誕生し、国内外から注目されている最先端技術を応用してダーマフィラーは作られています。

日本国内において特許多数

溶解型マイクロニードルの技術は、国内はもちろんアメリカ、中国、韓国、EUなど、海外においても多数の特許を取得しています。
国内では出願中も含めて19件、海外では出願中含め9件と、世界中から注目されている技術なのです。

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