肌のアンチエイジング、みんないつから何をしている?

アンチエイジング

お肌の曲がり角を通過するのっていくつ?老化を実感してからのケアでは遅い?
何歳からアンチエイジングを始めればいいのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

肌のアンチエイジングの方法は様々ありますが、今すぐ始めておいたほうが良いことがほとんど。
なぜなら、アンチエイジングと美肌作りの方法が、ほぼ共通しているからです。
10年後、20年後に後悔しないためにも、始められることからトライしてみましょう。

女性が肌トラブルに悩まされがちな年齢はどのぐらい?

漢方では、女性の身体には7の倍数の年齢で変化が起こるといわれています。
誕生から7×2の14歳で月経がはじまり、その7年後の21歳で月経の周期が整い、28歳から35歳は女性としての成熟期のピークを迎え、35歳で肌の衰えがはじまり、49歳で閉経を迎えるという説です。
もちろん個人差があるので一概には断定できませんが、漢方のこの方程式によると、35歳から肌トラブルが起こりがちということになります。

加齢が原因で起こる肌トラブルには、シワ、シミ、たるみ、毛穴の広がり、アトピーや吹き出物の悪化などがありますが、いずれも肌の乾燥が引き金となって起こる症状ばかりです。

体内の保湿成分が減少し始める年齢とは?

肌の老化現象は、体内の保湿成分の減少と密接に関係しています。
1グラムあたり6リットルもの水を保持できるという、驚くべき保水力を持つヒアルロン酸は、40代半を過ぎると急激に減少してしまうというデータがあります。

コラーゲンに至っては20歳前後を境に減少するとも言われています。
ヒアルロン酸やコラーゲンが欠乏し始める頃と、肌トラブルに悩まされ始める時期とが重なっていることからも、若々しく美しい肌をキープするためにはヒアルロン酸が不可欠であるということがわかります。

人間の肌は、表面から表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っています。そのうちの真皮にヒアルロン酸は存在し、細胞と細胞の間を水分で満たし、肌のハリやバリア機能の正常な働きを担っています。

ヒアルロン酸が不足すると、乾燥して肌のキメが整わなくなり、自己防衛能力も低下してしまうので、肌トラブルが発生してしまうのです。
また肌の水分が少なくなると、これ以上の水分を蒸発させまいと細胞が働き、皮脂が過剰に分泌されて肌の水分と脂分のバランスが崩れてしまいます。
毛穴が開いたように見えてしまうのはそのためです。

自分で出来る肌のアンチエイジング方法とは?

アンチエイジングによって美しい肌をいつまでもキープしたいと願う人なら、誰でも年齢に関係なく、今すぐ実践したいことばかりです。

スキンケア

肌の老化を進行させないためには保湿が最も重要です。
3大保湿成分と称される、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドは、いずれも加齢によって体内で生成できる量が減少するので、積極的に摂取したいもの。

洗顔直後に肌に塗布する化粧水は、ヒアルロン酸が豊富なものがお勧めです。化粧水に配合されているヒアルロン酸には、分子の大きさに大小の差があります。
分子が大きいと保湿力が高く、肌の奥には浸透しませんが、肌の最も外側にある角質層に分厚いバリアを張り、乾燥や外的ダメージから肌を守ります。
分子が小さいと角質層の奥まで浸透し、水分を閉じ込めます。

水に溶けにくい脂溶性のコラーゲンやセラミドは、美容液やクリームで摂取するのが効率的です。
コラーゲンもヒアルロン酸と同様、保湿性を重視するなら分子の大きいものを、浸透性を重視するなら分子の小さいものを選ぶといいでしょう。
セラミドの含有量が多いものは、テクスチャーがとろっとしているので、選択の基準になります。

さらに、強い抗酸化作用を持ち浸透性にも優れたビタミンC誘導体、肌の伸縮性を担うエラスチン、活性酸素の過剰発生を防ぐレチノール(ビタミンA)などの成分にも注目です。
そういった成分のスキンケアを日常的に行い、そのデイリーケアに加え、週に1~2回、ヒアルロン酸などが多く含まれたパックをするなどの集中ケアをして、栄養分をチャージすると、アンチエイジングと美肌の効果がアップすること請け合いです。

質の良い食生活

スキンケアで摂取すべきコラーゲンなどのタンパク質、ヒアルロン酸、セラミド、各種ビタミンは、食事として取り入れることも可能です。
そのためには、バランスの良い食事が大切。肉、魚、豆類が豊富で、たくさんの種類の食材が食べられるように工夫をしましょう。
特にヒアルロン酸は、食事だけで推奨量をクリアするのが難しいとされているので、サプリの頼るのも賢明です。

生活習慣の見直し

どんなに丁寧なスキンケアをしても、その土台となる体が不健康では、しかるべき効果は得られません。
適度な運動をする、理想とされる6時間の質の良い睡眠をとる、暴飲暴食や体に負担がかかるダイエットを避ける、タバコやアルコールの過剰摂取を控えるなどといった、健康体維持に必要な心掛けがアンチエイジングに役立ちます。

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