肌に影響を与えるストレスは2種類
肌は心の鏡ともいわれます。
ストレスにも過敏に反応し、負担や苦痛を脳が認識すると免疫系、神経系、内分泌系の回路を経由して皮膚にも伝わり、肌トラブルが起こってしまいます。
肌に悪影響をもたらすストレスは、主に2タイプに分けられます。
ひとつは紫外線、空気の乾燥・汚染、摩擦による刺激などの外的ストレス。
そしてもうひとつは人間関係などの精神的なストレス、睡眠不足、疲労、食生活の乱れなどからくる内的ストレスです。
つまり肌は内側・外側からの影響を受けやすい、とても繊細な部分なのです。
ストレスによる肌トラブルを徹底解説
ストレスがなぜ肌に良くないのでしょうか?
そのメカニズムを理解し、対策に役立てましょう。
ストレスが引き起こす活性酸素の大量発生
ストレスを受けると血流が一時的に悪くなりますが、それが元に戻る時に活性酸素が多く発生します。
体内に侵入した細菌やウィルスを撃退する高い殺菌力がある活性酸素は、本来であれば有益なのですが、大量に発生すると正常な細胞や遺伝子まで攻撃して酸化させるので、肌老化を進行させてしまいます。
精神的ストレスのほか、紫外線、喫煙、アルコールの過剰摂取、過激なスポーツが活性酸素を大量発生させる原因です。
余分な活性酸素を除去するためには、抗酸化作用の高いビタミン、ポリフェノール、リコピンなどの成分を積極的に摂ることが得策です。
これらの成分は、食べ物で内側から補給することも、スキンケア用品で外側から補給することも可能です。
ストレスが引き起こすホルモンバランスの乱れ
ストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが悪化するので、ホルモンバランスも乱れます。
すると男性ホルモンが大量に分泌されて皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を活発化させるので、毛穴のつまりや吹き出物ができやすくなります。
また美肌ホルモンと呼ばれている女性ホルモンのエストロゲンが減少すれば、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
ホルモンバランスを乱れさせる要因には、精神的ストレス、喫煙、睡眠不足が挙げられます。
ホルモンバランスを安定させるためには、やはり質の良い睡眠が不可欠です。
夜10時~翌2時にかけてのゴールデンタイムに熟睡できるように心掛けるといいでしょう。
ストレスが引き起こすバリア機能と免疫力の低下
ストレスで自律神経が乱れると、細菌の融解や毒素の中和を担う抗体が減少して免疫力が低下します。
さらにストレスの影響でバリア機能を形成する細胞間脂質の放出量が減少すると、自己防衛能力も鈍くなります。
すると皮膚の乾燥は進み、ストレスのない好調時には跳ね返すことができる刺激や負担に皮膚は耐えられなくなり、アトピーの症状や吹き出物が現れやすくなります。
バリア機能と免疫力を回復させて皮膚の再生能力をアップさせるためには、皮膚のタンオーバーを正常化させる必要があります。
保湿に重点を置いたスキンケアで肌に潤いを与え、バランスの良い食事で賢く栄養補給して高めるといいでしょう。
適度にストレス解消しましょう
肌にとっては、食事や睡眠などの生活習慣を見直すのと同時に、ストレス解消も重要です。
ガーデニングやお菓子作りなど好きなことに熱中したり、小説や映画でリフレッシュしたり、音楽鑑賞や半身浴で脳と体を休めたり、好きな人やペットと一緒に過ごしたりと、ストレス解消法は人それぞれですが、心身ともにリラックスすることが重要です。
スポーツをすると汗が出てすっきりして気分転換ができますが、ハードな運動はおすすめできません。
活性酸素が多く発生し、疲労が蓄積される恐れがあるからです。
身体を動かすことでストレス解消ができるという人には、ウォーキングや軽いサイクリングなどの有酸素運動が最適です。
保湿などのスキンケアも大切
ストレスのダメージとは無縁の健やかな肌を保つためには、質の良い美容成分の補給が欠かせません。
特化すべきは、やはり保湿です。角質層がしっかり潤っているとバリア機能が高まり、内的・外的ストレスから肌を守ってくれます。
スキンケア用品を選ぶときに気を付けたいのは、含有成分が良質であること、そしてその浸透性に優れていることです。
このふたつが両立してこそ、効率よく保湿成分を肌に届けることができ、しかるべき成果を得ることができるのです。
部分ケア用マイクロニードルパッチのダーマフィラーは、これらの条件を満たす優れもの。
配合されているのは、精製度に優れた国産の高分子ヒアルロン酸と加水分解コラーゲンなどの潤い三大成分と言われるうちの二成分で、さらに活性酸素を除去する抗酸化作用に優れたビタミンC誘導体なども、バランスよく配合されています。
これらの成分が、溶解型マイクロニードル技術によってミクロの針状に結晶化されているというのもダーマフィラーの大きな特長です。
高分子ヒアルロン酸は高い保湿能力がありますが、その分子の大きさゆえ、角質層まで届けることが難しいとされていましたが、この技術のおかげで塗るよりも、より高い浸透性が実現。
目元や口元など気になるパーツにマイクロニードルパッチを貼って一晩寝れば、ミクロの針が溶けて有用成分が角質層の隅々にまでゆっくり広がります。