何気なく頭皮に触れたときに、ニキビができていることに気付いた経験が1度はあるでしょう。
頭皮は皮脂の分泌量がもっとも多いため、常にニキビができやすい状態といえます。
しかし、頭皮のニキビが悪化すると、薄毛につながる可能性があるので注意が必要です。
今回は、頭皮にニキビができやすい理由とその原因、ニキビを治す方法、ニキビと薄毛の関係性について解説していきます。
頭皮のニキビの原因とは?
頭皮にニキビができるメカニズムとその原因、要注意なニキビの症状を見ていきましょう。
頭皮はもともとニキビができやすい
髪が生える頭皮は毛穴が多く、かつ密集しているため皮脂の分泌量が多くなります。
頭皮の皮脂は、顔のTゾーンの約2倍、背中の約5倍、腕や足に至っては16倍という分泌量の多さです。
皮脂の量が多いと毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビの原因菌である「アクネ菌」が繁殖します。
アクネ菌は皮脂を栄養源にして繁殖するのですが、その際に発生する遊離脂肪酸という物質により毛穴の中で炎症が起こり、赤みや痛みをともなうニキビになるのです。
また、頭皮は汗をかきやすいうえに、髪で覆われていることで通気性が悪い環境です。
そのような環境はニキビが悪化しやすく、ズキズキとする強い痛みや、内部に膿がたまるケースもあります。
ファッションの一部として帽子をよく被る方は、頭皮の通気性が悪くなるので注意が必要です。
頭皮のニキビの原因:間違ったシャンプー
間違ったシャンプーとは、頭皮の皮脂や整髪料を十分に洗えていない、シャンプーのすすぎ残し、自然乾燥の3つです。
そもそもシャンプーの目的は、頭皮の皮脂を落として毛根を清潔に保つことです。
髪の汚れのほとんどはシャワーで落ちるため、頭皮を洗うという意識をあらためて持つ必要があります。
頭皮の皮脂や整髪料が落としきれていないと、毛穴が詰まってニキビが起こります。
また、すすぎ残しで毛穴にたまったシャンプーの成分は、アクネ菌の栄養源になりニキビがさらに増えるおそれがあります。
そして、自然乾燥の生乾きの頭皮は、アクネ菌が繁殖しやすい環境になることでニキビが悪化するという悪循環を招くのです。
頭皮のニキビの原因:ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは皮膚の角質層が生まれ変わることで、古い角質は一定のサイクルではがれおち、新しい細胞に入れ替わります。
しかし、ストレスや睡眠不足、加齢によってターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれずに表皮にとどまり、角質層が厚くなることで毛穴を詰まらせるのです。
毛穴の出口が塞がれると皮脂がどんどんたまり、ニキビができやすい状態になります。
脂漏性皮膚炎
ニキビがあるのに頭皮がカサカサしている、大量のフケが出る、頭皮がかゆいといった症状がある場合、脂漏性皮膚炎の可能性が考えられます。
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多い部位に起こる皮膚炎で、カビの1種が原因といわれています。
ニキビの多くは大きく盛り上がっており、炎症で痛みがあったり、膿を持っていたりするのが特徴です。
脂漏性皮膚炎はカビが原因のため、皮膚科による抗真菌薬の治療が必要です。
ニキビ以外の症状が現れた場合、放置せずに皮膚科医に相談しましょう。
頭皮にできたニキビの治し方
頭皮にできたニキビは、きちんとケアすることで次第に治ります。
頭皮のニキビを治す以下の方法を習慣にすることで、ニキビができにくい頭皮になれるでしょう。
シャンプーで頭皮の汚れをしっかり落とす
先に述べたように、シャンプーは髪ではなく頭皮を洗うのが目的です。
頭皮の皮脂を残さないためには、しっかり泡立てたシャンプーで、頭皮の毛穴を洗うイメージで頭皮を揉むように洗いましょう。
爪を立てると頭皮が傷になるうえに、ニキビをつぶす可能性があるので、指の腹を使うことが大切です。
ニキビをつぶすと炎症が広がり、クレーターのような跡ができるので注意が必要です。
また、すすぎ残しはアクネ菌が繁殖するため、シャンプーよりも時間をかけてしっかりすすぎましょう。
自然乾燥は頭皮の湿度が高くなり、雑菌が繁殖してニキビが悪化します。
シャンプー後の自然乾燥をやめ、ドライヤーで頭皮をしっかり乾かすことが大切です。
枕カバーを清潔に保つ
頭皮のニキビと無関係に思われるかもしれませんが、不潔な枕カバーも頭皮のニキビの原因です。
枕カバーは皮脂と汗で汚れやすいため、しっかりシャンプーをしても枕カバーの汚れでニキビができてしまうのです。
枕カバーはこまめに洗濯して、常に清潔に保ちましょう。
生活習慣の見直し
肉や揚げ物などの油分の多い食事や、野菜などのビタミン不足、飲酒は皮脂の分泌を増やします。
炭水化物や乳製品は血糖値が上昇しやすく、ニキビができる要因とされています。
ただし、脂質や炭水化物は体のために必要な栄養素なので、極端に量を減らすのではなく、バランスを重視することが大切です。
そして、ストレスと睡眠不足は男性ホルモンが優位にさせ、皮脂の分泌が増えることでニキビが悪化します。
特に、睡眠で分泌する成長ホルモンはターンオーバーを活発にし、ニキビを修復する働きがあります。
睡眠はストレスに強い体を作る働きもあるので、ストレスを実感している場合、しっかり睡眠をとることでニキビが減っていくでしょう。
頭皮のニキビで薄毛になる可能性アリ
頭皮にニキビはできただけでは、薄毛になる可能性はありません。
しかし、ニキビが悪化した場合、髪が成長する毛包も含めて炎症を起こすため、毛包がダメージを受けて抜け毛から薄毛に発展する可能性があります。
ニキビの悪化による炎症は周辺の皮膚に広がり、ニキビができた部分以外でも薄毛になるので注意が必要です。
そもそもニキビができるのは頭皮環境が悪い証拠で、髪が成長しにくい状態にあります。
頭皮のニキビを抑えて頭皮環境を整えるには、シャンプーや生活習慣の見直しに加えて、育毛剤を使うと効果的です。
育毛剤「fa:sa(ファーサ)」は、ニキビの抑制と頭皮環境を整える効果が期待できます。
fa:sa(ファーサ)は、保湿成分と育毛の有効成分を針状に結晶化したスキャルプパッチ、抗炎症作用や脱毛抑制などの成分を配合した育毛トニックをセットで使うのが最大の特長。
ターンオーバーが乱れで角質層が厚くなった頭皮でも、針を溶かすことで頭皮の角質層の奥まで成分が浸透します。
ヒアルロン酸による保湿効果で皮脂の分泌量が正常になり、ニキビができにくい頭皮へと導いてくれるのです。
また、頭皮環境が整うと同時に、育毛の有効成分により健康な髪が育つ効果も期待できます。
ニキビと薄毛を両方ケアしたい方にとって、fa:sa(ファーサ)は力強い味方となるでしょう。
まとめ
皮脂の分泌量が多い、汗をかきやすい、通気性が悪いという3つの条件を兼ね備えた頭皮はもともとニキビができやすい環境です。
間違ったシャンプーやターンオーバーの乱れが重なると、頭皮にニキビができるだけでなく、時として悪化するおそれがあります。
頭皮のニキビを治すには、正しいシャンプーとドライヤー、生活習慣の見直しが必要です。
また、ニキビが悪化すると髪が成長する毛包がダメージを受けて、薄毛になる可能性も否定できません。
薄毛の原因となる悪化した頭皮環境を健康に整え、ニキビを抑えるには育毛剤のfa:sa(ファーサ)が効果的です。
成分を針状に結晶化したことで、角質層の奥まで成分が浸透し、ニキビができにくい頭皮へと導きます。
シャンプーや食事、睡眠などの日頃のケアに加え、fa:sa(ファーサ)で頭皮環境を健康にして薄毛を予防しましょう。